そそ

街のドングリ

街にはどんなドングリがあるのでしょう? 秋の公園で探してみれば、きっとたくさんの種類が見つかるのではないかと思います。

マテバシイのドングリ

大きさは1cm×3cmくらいと大きめで、まるみが綺麗な砲弾型。ひとつの木に山ほどなるのでたくさん集めるのは簡単。灰汁がとても少なく食用になる。火を入れるととても堅くなるので粉にするなどして利用。味自体は淡白だが、優しい甘みとほんのり香ばしい風味があり、とても良いものです。殻が堅くて剥くのはたいへん。

スダジイのドングリ

大きさは1cm×2cm前後。灰汁がとても少なく食用に適したドングリ。そのままでも食せるが、フライパンで炒ってあげれば甘みが出てなお美味しい。皮も軟らかくて剥くのも容易。マテバシイに比べるとやや小振りで細身。エッジが効いたとんがり型。

クヌギのドングリ

直径2cm前後の球形。灰汁がきつくて食用には不向きだが、丸くて大きな形は愛嬌があって子供たちに人気のドングリ。

シラカシのドングリ

1cm×1.5cmくらいと小さくて可愛いドングリ。そんなに山ほど落ちてくるわけではないのでたくさん集めるのはやや大変。灰汁があり食用にするには灰汁抜きが必要。そのままの形で食べるというよりも製粉したりでんぷんを抽出したりしての利用が知られている。

アラカシのドングリ

1cm×1.5cmくらい、シラカシのドングリと見分けるのが難しい。灰汁が強く食用にはあまり向かない。

イチイガシのドングリ

縦に縞模様がある堅果、殻斗は毛で覆われている。

イチイガシを見分ける特徴は、はがれ落ちた樹皮と、うっすら黄色みがかった白い毛で覆われている葉っぱの裏側。

シリブカガシ

コナラ

大きさは1cm×2cm前後。形は細長い砲弾型だけでなく、丸みが強いずんぐり型のものもある。灰汁が強く食用には適さない。

ほかにも・・・

ツブラジイ、アカガシ、ウバメガシ、カシワ、クリなど、これからも探して行きたいと思います。ウチにあるよ! という方にはご協力頂ければ嬉しいです。

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