縄文時代のドングリクッキー

今回は「どんぐりの原点を味わいたい」という思いから、どんぐりクッキーの中でも縄文クッキーと呼ばれているものを作ることにしました。 稲作がまだされていなかった頃に作られていた味に挑戦してみたいと思います。

左がマテバシイのドングリ、粉にして生地になります。 右はスダジイのドングリ、トッピング用です。

皮を剥いて、、、

左がマテバシイのドングリ、右がスダジイのドングリ。スダジイの生のお味は、マテバシイより甘みがありました。

トッピング用のスダジイのどんぐりをフライパンで乾煎り。表面が艶っぽくなってくれば炒りあがりです。 これが、驚く美味しさでした。 噛みごたえがあって、ほんのり甘みがあって。。。そのままでも十分美味しい!

マテバシイのドングリは、適度に砕いてからミルにかけました。

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さぁ、下準備が終わったところで、いよいよどんぐりクッキー作りにとりかかりたいと思います。

どんぐり粉100g、卵1個、長芋40g、塩少々。
調べたところ、当時、猪やウサギの血を入れてつなぎにしていたらしいです。
ちょっとグロテスクな感じもしますね。

そのままでは甘みが足りないので蜂蜜を加えます。
生地も緩かったので、薄力粉も加えてしまいました。
もはや自己流な縄文クッキーです。

混ぜた生地を少し食べてみました。
すると、黒蜜のような、黒パンのような、カルメ焼きのような。。。
そんな、素朴な風味を感じました。美味しい。

オーブンで焼いたら完成です。味は、しっとりしていました。 もう少しサクッとしている方がクッキーらしくていいとは思うのですが、 当時は主食として食べていたのでしょうから、こういうものなのでしょう。舌の肥えた現代っ子の口に合うようなものではありませんでした。 (いや、まずくはないんですが、ただ後を引かない。。。)

そうしたわけで、次回は本命の、現代版どんぐりクッキーを作ろうかと思います。

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