公園の看板を街の木でみんなで作ろう! (世田谷区 喜多見農業公園)

世田谷区 喜多見農業公園 街の木 公園 樹名板 ワークショップ 街の木を活かすものづくりの会

今年、世田谷区にて、地域の方々に農と自然に触れてもらおう!というコンセプトのもと、喜多見農業公園がオープンしました。そこで、公園の案内板や植えられた野菜や樹木の看板を街の木で作ろう! という企画が持ち上がり、ワークショップ形式で、地域の皆様にも作業に参加していただいて作ることになりました。

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今回案内看板に使うのはケヤキの枝、そして板にはヒノキとクロマツ。いずれも近くで伐採された木です。

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支柱作り。自然の枝から比較的まっすぐな部分をのこぎりで切り出して、看板の板を取り付けられるよう、カンナを使って一部分に平らな面を作ります。

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お母さんと協力しながらカンナがけ。

街の木 公園 樹名板 ワークショップ 街の木を活かすものづくりの会

看板の文字が描かれる部分の板をカット。長い板には節や皮の曲線が残った部分などもあり、どこからどう板を切り出すか、木目や板の個性を見て、そしてまた大事な材料をできるだけ無駄なく使えるよう、考えながら切り出します。

切り出した板の角は、カンナとサンドペーパーで面取りして丸めます。

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これらの板も、そもそもは地域で伐られた木、写真のような丸太でした。丸太からチェーンソーである程度切り出して、それをどうやって平らで真っ直ぐなつるつるした板になるのか、様々な電動工具のレクチャーを実演しながら行いました。実演でできた板も、次回、10月16日のWSにて使われます。

はじめから四面四角に整えられた、ホームセンターで売っているような木材ではなく、様々な欠点やクセ、個性のある私たちの暮らしの中にあった木々、その丸太から手間と時間をかけて切り出した板をどう無駄なく使うのか? 買ってきた材料でつくるよりもとっても面倒なことですが、だからこそ学べること、体験できることの密度が上がります。

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看板の作業以外にも、この日は堆肥置き場も街の木で作りました。支柱となる樹種はヒバ。ヒバは腐りにくいことで有名です。私たちが暮らす街には、本当に多種多様な樹種があるものです。これを、樹皮剥きの道具を使って皮を剥きました。

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チェーンソーの実演。支柱には一部に平らな部分を作り、板を受け止めるアゴを付けるのでチェーンソーを使用してその加工を行います。

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堆肥置き場の作業が進む傍、看板もどんどん完成。綺麗に仕上がった板にはんこを捺して、ビスで支柱に取り付けます。

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完成したら、さっそく設置!

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少し涼しくなってきたとはいえ、まだまだ暑い時期、皆で汗をかきながら楽しんだ一日でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。喜多見農業公園の皆様、ありがとうございました。

今回に続き、次回の作業は10月16日(日曜日)。今回同様の看板と、自転車置き場の少し大きめの看板、そしてうんと大きい公園全体の案内看板を作ります。ご家族でのご参加はもちろん、お一人でのご参加もご遠慮なく! ぜひたくさんの方々にいらしていただければと思います。

→喜多見農業公園HP

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