秋の収穫祭2015 どんぐりや街の木々の恵みを活かした調理体験&パーティ
どんぐりや柿をはじめとした街の木の実など、私たちの街にある自然の恵みを活かした 料理、お酒等を楽しむ調理体験ワークショップと試食会を兼ねたパーティを開催しました。
私たちマチモノでは、身近な自然から得られる恵みを資源 として意識し、有効活用することで、街に住む私たちの生活をもっと楽しく、もっと豊かにできるのではないかと考え、活動しています。
街の木をめぐっては現状様々な課題がありますが、ただ知りましょう、学びましょう、ではなく、使うことで、使って楽しむことで、もっと知りたくなる、身近な自然への関心が自ずから高まり、深まっていく、という良い循環をつくりたいと考えています。
かねてよりどんぐりや柿等、身の回りの自然を使った料理を研究して来ましたが、今回は、より多くの方たちと楽しむ事で、街の木に親しみを持っていただける機会になれば、そして参加される皆様同士の交流の場になればと考え、マチモノ会員でない方、はじめての方にもご参加いただける形での開催となりました。
第一部:どんぐりの調理体験ワークショップ
どんぐり料理の基本、どんぐり粉の作り方(これを応用して様々な料理が作れます)と、第2部でいただくどんぐりコーヒーを作ります。
第二部:秋の収穫祭パーティ
試作を繰り返し、練りに練ったメニューは以下の通り。
第一部:どんぐりの調理体験ワークショップ
マテバシイのどんぐりの殻を剥き、砕いて粉状に。
こちらはスダジイのどんぐりを剥いたもの。スダジイはマテバシイのように殻が堅くなくて剥きやすく、剥いただけのものを炒ったりして手軽に食べられます。マテバシイ同様アク抜きの必要もありません。
どんぐりレシピ:これらの料理は、後の収穫祭パーティで食べられます。
お待ちかねの第2部:秋の収穫祭パーティ
お料理に使われた木々の葉っぱやどんぐりなどが入れられた額(額も中身と同じ木で作られています)で飾られた会場に場所を移して乾杯!
器や食器も様々な街の木で。
ジンに勝るとも劣らない爽やかな香りのカヤの実酒をベースに、キンモクセイ酒(2年もの、ニオイスミレで香りづけされたリキュール、パルフェ・タムールのような香り)、サンシュユ酒、ミニざくろ酒、カンパリなどをブレンドしたオリジナルカクテル2種。
お酒は他にも、ゲッケイ樹や柿、街の柑橘類を使ったグリューヴァインも。
生ハムの台も街の木で。中学校で伐られたヒマラヤスギ。生ハム柿は生ハムメロンよりも美味しいとの感想多数。ぜひ試してみてください。
フロランタンと、柿酵母のパン。他にもスノーボールやクッキー、モンブランなど盛りだくさん。
パーティでは、植樹や緑化の活動に取り組んでおられる方々、造園家、木こりさん、大学の先生など、木や緑に関わるお仕事や活動をされている方もたくさんいらっしゃいましたので、取り組みやお考えをご紹介いただく時間も設けました。私たちも含めて、良い交流や意見交換ができたのではないかと思います。
自然の恵みは、遠くへ行かなくても私たちが暮らす街にも、研究しつくせないくらいたくさんのものがあります。ぜひご一緒に、それらを楽しみつつ、学んでいきましょう。
ご参加くださった皆様、何日もかけて準備をしてくれたスタッフの皆様、本当にありがとうございました。