街の伐採木を活かす　事例紹介

世田谷区の大規模マンション建設現場

広大な敷地に繁茂するたくさんの木々が地域の人々に親しまれていましたが、建設工事によりすべての木々が伐採されました。

幹の直径が1mを超えるエノキの大木をはじめ、数種の桜、スダジイ、クリ、サルスベリ、カキ、ナツミカン、ビワ、カクレミノ、ツバキ、サザンカ、など多数の木を回収。

10t車、岐阜県高山市の広葉樹専門の製材所へ。

残りは東京都青梅市の製材所へ往復運搬。

回収した丸太の皮剥き・製材・乾燥（天然乾燥の上、人工乾燥）。

椅子の製作。ケヤキ、クリ、スダジイ、モッコク、エノキ、ナツミカン、カキ、サクラ、ヤマザクラ

サクラ、ヤマザクラ、エノキ、カキ、クリ、ケヤキのちゃぶ台 / 街の木12種を裏板にした商品展示棚

メールを頂きました
「Kと申します。○○（伐採現場の施設名）の木をご活用くださるそうで感謝を伝えたくメールをしました。

家は○○の近くで毎日欠かさず前を通っています。春になれば道路にはみ出るほど桜が咲き、○○の桜で春を感じていました。それが突然工事の立て看板がつけられ、まさかと思っていましたが次々に木が伐られていきました。あっという間に今の状態になり、自分の無力さに何とも言えない気持になりました。

本日たまたまHPを見つけて読んでいたら、○○の木を活用するという話を知りとても嬉しく思いました。近所の何人もの人があの場所で立ち止まり、呆然と伐られた木々を見ていました。その人たちもこのことを知ったらどれだけ救われることかと思います。本当にありがとうございました。」

エノキの大テーブル / ケヤキ、クリ、スダジイ、モッコク、エノキ、ナツミカン、カキ、サクラ、ヤマザクラの椅子

京王線調布駅前に2015年にオープンした子育て支援施設内の大型飲食施設「Cafe aona」（運営：NPO法人ちょうふ子育てネットワーク）。ここでは世田谷区、調布市、大田区などで伐られた12種類の街の木が家具として活躍しています。